X(旧Twitter)のお金配り・ビットコイン配りは本物か詐欺なのか

Webライター記事
本当にお金をくれる?

X(旧Twitter)では「お金配り」「ビットコイン配布」といった投稿をよく見かけます。
有名人や投資家を名乗るアカウントも多く、「本当にもらえるのでは?」と感じたことがある人もいるでしょう。

しかし結論から言うと、X上のお金配り・ビットコイン配布は、ほぼすべて詐欺だと考えて差し支えありません。

本記事では実際に私が体験した事例をもとに、詐欺だと判断した理由を解説します。

  • 借金に困っている人
  • 投資詐欺にあった人
  • ただただお金が欲しい人

お金に困っているあなたこそ、現実を知っておいてください。

  1. X(旧Twitter)のお金配り・ビットコイン配布は詐欺なのか?
  2. X(旧Twitter)のお金配りに応募するとどうなる?
  3. X(旧Twitter)のお金配りアカウントの狙いは何?
  4. X(旧Twitter)のお金配りに応募すべき?

私の経験と調査の結果にもとづき、4つの段階で説明していきます。ぜひ最後までお読みください。

X(旧Twitter)のお金配り・ビットコイン配布は詐欺なのか?

X上で行われているお金配り・ビットコイン配布は、実質的に詐欺と考えて差し支えありません。

実際に「何も支払わずに受け取れた」という例はほぼ確認されておらず、多くの場合、外部サイトへの誘導や金銭要求が発生します。

お金もビットコインも電子マネーも、基本的にもらえません。
万一もらえたように見えても、あとで大切な自分のお金を失う未来が待っています。

しかし、本当に現金を配っている人がいるのも事実です。
最初にお金配りを始めたのは、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」創業者の前澤友作氏でしょう。自称「お金配りおじさん」です。

アメリカビジネス誌の『Forbes JAPAN』によると、2025年時点の資産は2,180億円。日本の資産家第36位です。お金配りが成立するのは、前澤氏のように個人資産が数千億円規模に達している、極めて特殊なケースに限られます。

前澤氏は、本物の「お金配り」をしていました。お金配りを始めたころ、前澤氏のにせアカウントもたくさん出現していました。

にせアカウントはともかく、前澤氏のように『お金配り』をする人がいるんじゃないか。
信じたい気持ちはわかります。もしかしたら、どこかに1人か2人ぐらい、いるのかもしれません。

ですが、そんな人をX上で探そうとしても、見つかるのは詐欺師ばかりです。
本物を手間暇かけて探すぐらいなら、同じ時間を使ってアルバイトでもしたほうがお金になります。

X(旧Twitter)のお金配りに応募するとどうなる?

「本物かもしれないし、お金を配る人にお願いしてみたい」
もし応募を考えている人がいても、おすすめはできません。私の経験から解説します。

お金配りを宣言するアカウントは、もらうための条件をつけています。ほとんどは、フォロー・いいね・リポストです。その後LINEへ誘導されるケースが目立ちます。

まず、LINEのオープンチャットへの参加を求められます。オープンチャットで見せられるのは、現金を配った人のスクショや、投資でビットコインの残高が増えた画像です。
しかし、次に待っているのはお金配りではありません。

実際には、次のような結果になることがほとんどです。

  1. 詐欺サイトへの登録を条件にされる【実体験】
  2. 放置されて何も起こらない
  3. 商材販売をされる

おおむね、この3パターンになります。

詐欺サイトへの登録を条件にされる【実体験】

投資運用サイト「As It Was」を使った、「詐欺サイトへの登録誘導」を体験しました。
最近「ビットコインを配る」名目で、このサイトの被害が増えているようです。

体験した勧誘の流れは、次のようなものでした。

  • オープンチャットから、個人アカウントへ移動を指示される
  • 「配ったビットコインを増やして、豊かになってほしい」と言われる
  • 「増やすためのサイト https://as-it-was.io」への口座登録が条件だとされる
  • 「今すぐ決めてください」と判断を急かされる

考える暇を与えないのは、詐欺師の常套手段です。

「As It Was」は詐欺サイトではないのか?
私は最初から疑っていたため、「As It Was 仮想通貨」をGoogle検索してみました。

「As It Was」でビットコインが増えたと語るブログがヒットしましたが、2・3件だけでした。しかもほとんど同じような文面で、ブログの記事は極端に少ない。サクラとしか思えません。

イールドファーミングという「ビットコインを預け入れて運用を任せ、増やしてもらう」サイトだそうです。高利回りだと勧誘されましたが、有益なサイトなら利用者の情報がもっとあるはずです。https://as-it-was.ioには、会社情報さえ載っていません。

この時点でお断りして、私は連絡を絶ちました。同じ勧誘をされた人の様子を確認してみたら、登録した口座にビットコインが約束どおり振り込まれていたそうです。「そう見える」だけで、実際に使えるビットコインが入金されていたかは不明です。

登録後は運用のために出金を禁じられますが、すぐに出金したらできたという情報もあります。「出金できたから本物だ」とは言えません。

プロによるサイトの調査結果(仮想通貨詐欺の調査専門会社):
https://cyber-guard.co.jp/research/as-it-was/
「詐欺の可能性が非常に高いサイトである」とされています。

サクラサイトやビットコインをくれた勧誘者の高利回りを信じて追加入金してしまい、「2年間ロックがかかって出金できなくなった」と被害を訴えるポストがX上にありました。増えたからもっと入金しようと思わせ、入金後出金できなくする。いわゆる投資詐欺だったのです。

※ 2025年10月中旬に「As It Was 仮想通貨」でGoogle検索すると、トップ表示されるのはXの「詐欺だった」と嘆く被害者のポストばかりでした。当時被害が拡大していたためだと思われます。

「すぐに出金できるなら、口座登録後もらった分だけ出金すればいい」と考えてはいけません。個人情報を詐欺サイトに登録すること自体、危険でしょう?
たとえ一時的に出金できたとしても、個人情報を登録させる時点で極めて危険なサイトだと判断すべきです。

特に危険だと感じたのが、マイナンバーカードで登録させられることです。何に悪用されるか、わかったものではありません。もしメールアドレスとパスワードをほかのサイトと同じにしていたら、さらに被害が拡大しかねません。絶対に登録してはいけないサイトです。

あきらかに詐欺だった例でした。では、ほかはどうでしょう?

放置されて何も起こらない

オープンチャットに移動しても、何も話が進まない。放置されて終わりということがありました。

長期間参加していれば進展があったかもしれません。けれど「本当に配った証拠」のスクショが怪しい。早期にオープンチャットを退会してしまいましたので、その後は不明です。

お金の画像なんていくらでもネットにありますし、AIでも作れるのです。「もらった人とのLINEのトーク画面」も、簡単に偽造できます。いまどき、画像やスクショは証拠になりません。

X上で「お金を配った」スクショをポストし、順番に配ると宣言するアカウントもよくあります。やはりLINEのオープンチャットに誘導したり、次の配布を応募するとXでポストしたりしています。

ですが、何度も応募させているのに「もらえた」というポストやリプは、Xでもオープンチャットでもほとんどありません。あってもそのアカウントのプロフィールを見に行くと、ポスト数が少ない・応募した形跡が見つからない。「まだもらってないのに、次のお金配りを始めるんですか?」とリプしたらブロックされたという人もいました。「もらえた」ポストはサクラです。

Xのアカウントはお金で買えます。詐欺師はサクラアカウントとセットと考えていいです。

商材販売をされる

オープンチャットを覗いてみたら、投資用情報商材を売ると宣伝されていました。

ドル・円やビットコイン、金のチャートを分析したAIが次の値動きを予想して、自動で投資を行うようです。「9割以上の確率で儲かるプログラム」との触れ込みですが、信じられません。チャートを分析できても、トレードは何が起こるかわからないものです。

すぐに退会したため、詐欺と言い切れる商材なのかは判断できません。けれど、お金をくれるはずが逆に商材購入でお金を取られるのですから、騙し討ちと同じです。

X(旧Twitter)のお金配りアカウントの狙いは何?

本当に配らないなら、どうしてお金を配るなんて言うのか?

私も応募をしてみる前に「本物はめったにいないだろう」「では、なぜこんなことをしているのか?」、と疑問に思っていました。

応募してみて、気づきました。詐欺サイトへの登録や商材購入なんてしなくても、「お金を欲しがっているアカウントの情報収集」に協力してしまうのです。

相手の狙いは、「お金に困っている人の情報収集」だと考えられます。

一度応募してリポストやいいねをすると、別のお金配り系アカウントから大勢フォローされ、「いくら必要ですか?」とDMが送られてきます。

Xで「お金が欲しい人はリプをください」とポストしているアカウントのリプを確認すると、「詐欺にあって困っている」「借金がある」「貧乏である」と訴える人がかなりいました。中にはお金が欲しくて嘘をついている人もいるかもしれませんが、危うい行為です。

詐欺師は「お金に困っていて、騙されやすい人」を求めています。お金配りに応募する人は、詐欺師には「いいカモ」に見えてしまいます。

「現金を振り込むため」と言われて、銀行口座を教えてしまったら?
口座を知られても、直接お金を引き出されることはありません。ですが、自分の口座を詐欺に悪用される危険性があります。犯罪に利用しやすい情報と言えます。

詐欺師が集めている情報は、「お金に困っていて、騙されやすい人たちのリスト」です。リストに入って目を付けられたら、何度も騙されるかもしれません。

X(旧Twitter)のお金配りに応募すべき?

もうおわかりでしょう。

お金配りをXで宣言している人は、ほとんどの場合詐欺だと言えます。

あなたがお金に困っているなら、甘い言葉を信じたくなるかもしれません。一度詐欺にあった人が、なぜ繰り返し騙されてしまうのか。それほど困っているのでしょう。

だからこそ、はっきり言います。

お金配りに対し、応募することは控えましょう

あなた自身を守るためです。Xには善意にあふれた人たちもいます。一方で、おそろしい数の詐欺師も潜んでいるのです。

どうしても応募したいなら、お金配りアカウント名(@以降)と「詐欺」でX内やGoogle検索をしてみましょう。被害者がおどろくほど見つかります。

あなたの大切な生活を、詐欺師に壊されませんように。
この記事が、あなたの未来を守る一助になれば幸いです。

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