ただいまハマっているソーシャルゲーム、「学園アイドルマスター（以下学マス）」のダイマです。
バンダイナムコエンターテインメントの「アイドルマスター（以下アイマス）」シリーズ最新作にして、現在最も売れているアイマスブランドですね。記事のトップにあるアイコンは私の一番好きなアイドル、「姫崎 莉波（ひめさき・りなみ）」です。割と見たまま、おっとりお姉さんキャラですよ。
基本はスマホ用アプリゲームですが、PCでもDMM版が遊べますし、スマホアプリとデータ連係もできます！
CGの美麗さとライブシーンのMVがウリなので、できればPCでもできるようにしたほうがいいですね。
学園アイドルマスターとは
ご存じの方には説明不要なのですが、アイマスとはプレイヤーが「プロデューサー」となってアイドルを指導し、トップアイドルを目指す育成シミュレーションゲームです。
最初に生まれたのはアーケードゲーム。ゲームセンターに置かれているゲームです。当時はあまり売れませんでした。いろいろと理由はありますが、ひと言で言うと「早すぎたゲーム」だったのでしょうか。
その後、家庭用ゲーム機の「Xbox 360」に移植されたのですが……これがただの移植ではありませんでした。技術の進歩のためにカクカクだったCGは滑らかで別人のようにきれいになり、可愛いアイドルにプロデューサーは夢中になりました。はい、私もです。
ニコニコ動画にて実況プレイやMAD（ゲーム画像を編集・加工した2次創作動画）が大人気となり、「アイドルマスター」がカテゴリーのひとつとなるほどでした。
著作権的にはアレなので、ニコニコ動画の中の人がバンナムに頭を下げに行ったなんて噂もありましたがある程度お目こぼしされていたのはアイマスの知名度を上げて、コンテンツとして盛り上げてくれたからでしょう。
その後いろいろありまして……あんまりにも歴史が長いので、語ってられません。
で！ 最初の765（ナムコ）プロを筆頭にいろんなアイドルマスターブランドが生まれ、女性アイドルだけでなく男性アイドルの「sideM」も誕生し！
2024年5月16日に配信開始された最新作が学マスです！
なんと事前登録開始が3月5日でしたので、たった2ヶ月ちょっとでサービス開始となったのでした。早い、早いよ。アイマス新ブランドの発表は2023年7月でしたが、正式なタイトル・内容発表からの展開がプレイヤーを不安にさせるほど早かったですね。
しかし、配信直後からセールスランキングを駆け上がり、学マスは今現在アイマス最強ブランドと言ってもいいかと思われます。
これまでのアイマスは基本的に事務所に所属する「プロ」のアイドルで、プロデューサーがついたことで才能を開花させていくパターンです。
今回は舞台が学校「初星学園」で、この高校生であり「アイドル科」に所属するアイドルたちを、大学生の「プロデューサー科」に所属するプレイヤーがスカウトして指導、育成していく話になっています。
そういったこれまでのアイマスとは大きく異なる設定の目新しさに加え、方向性の違う可愛くも美麗で表情豊かなビジュアル、アイドルごと固有曲のMVの完成度が目を引きました。CGのポリゴン数はアイドル1人につき6万ほど。アプリのアイコンにもなっている主人公格の「花海 咲季（はなみ・さき）」は、髪の毛だけで約3万ポリゴン使用しているとか。
初星学園高等部には「H.I.F（初星学園フェスティバル）」なるアイドルオーディションが夏と冬の年に2回あり、そこで優勝した学生は「一番星（プリマステラ）」という称号を得る。アイドル育成を重視した学園内の頂点ということで、アイドル科全生徒の憧れであり目標、ゆえに一番星を目指す……というのが、当面のシナリオ展開です。
現在は生徒会長であり、学園長の孫である「十王 星南（じゅうおう・せな）」が一番星の座に就いています。
配信直後は1年生6人・3年生2人の計8人がいました。この中から1人を選び、プレイヤーの分身であるプロデューサーがスカウトするところからゲームのメインであるプロデュースがスタートします。現在は更に1年2人と3年2人が追加されていまして、最近「学園No.2アイドル」の「雨夜 燕（あまや・つばめ）」がプロデュース開始されました。Rのアイドルなら最初からいるんですが、固有曲とMVが見たいならガシャでSSRの燕を引かないといけません。
学マスの課金
ガシャ（いわゆるガチャ。バンナム系では「ガシャ」と呼びます）は、「ジュエル」がないと引けません。プラチナガシャといういつでも引ける恒常ガシャと、イベント期間中に引けるガシャ（のちのち恒常に追加されるものと、年に1回程度しか引けない限定ガシャ）があります。いずれも1回250ジュエルで、1日1回だけ60ジュエルで引けます。10連ガシャなら2,500ジュエルでSR以上が1枚確定です。ただ、このゲームにはプロデュース時に使う「サポートカード」というものがあり、アイドルガシャにサポートカードも混じっていますので、必ずしもアイドルのSRが出るとは限りません。
一応天井があって200回引けば好きなSSRを選択できますが……。
とはいえ、そんなに天井ばかりにはならないです。よっぽど不運でなければ、80連ぐらいまででピックアップアイドルは出るんじゃないかと。課金兵の体感です。運が悪いと天井が続くこともなくはないですけども。
無償ジュエルは、プロデュースしていくことでいろんな条件をクリアしていけば溜められます。ただし、有償ジュエルでしか引けない「SSR確定ガシャ」なんてのもあります。
無課金でもそこそこ遊べるとは思いますが、学マスのジュエル配布はソシャゲの中では渋いほうです。今まではセールスランキング1位を取るとお祝いとして2,500ジュエルを配布してくれましたが、公式ウェブショップでアプリ内よりもお得にジュエルが買えるようになったため、セールスランキングでは上位に入りにくくなるでしょう。買うなら公式ウェブショップがいいと思います。
アプリ内は一番高い9,800円で8,200ジュエル、ウェブショップは8,700ジュエルですので500ジュエル多くなります。ただし、DMM版では使えませんのでご注意を。ゲームデータは連係可能ですが、有償ジュエルはアプリと共有できなくなっています。
ところで先ほど、「天井は200回」と説明しました。10連なら200連、50,000ジュエルです。
つまり天井は約6万円です。……ご利用は計画的に。
公式ウェブショップはこちらです。
ほかに、「プレミアムミッションパス」というものがあります。サブスクのようなもので、月に1,980円でプレイを真面目に続ければ最高5,000ジュエルもらえますし、育成に必須なアイテムやゲーム内のショップで使えるお金などが手に入りますので、割とお得です。絶対無課金！というこだわりがなければ、パスは毎月買ってもいいんじゃないかなと思います。
また、今はウェブショップリリース記念につき4,800円で6,000ジュエル、9,800円で12,300ジュエルというキャンペーンもあります。どちらも2回しか買えませんが、アプリ内でも同様のキャンペーンがあるので、課金してスタートダッシュを決めるにはいいタイミングでもあります。
しょっぱなから、やる気を削ぐような話をしてしまいました。ダイマだというのになんということでしょう。
やりこむにはどうしても課金がついてまわるのがソシャゲの常ですので、無視できませんでした。
ゲームの基本・プロデュース
アプリの説明に戻りまして。
基本は「デッキ構築型ローグライク」です。意味がわかりませんか。私も知らない言葉でした。
まず最初は定期公演「初（はじめ）」というプロデュースを選択し、スカウトしたアイドルを育成していきます。レッスン・授業で体力を使いつつ能力を上げ、体力が減りすぎたらお休みなどを挟みつつ、中間オーディションと最終オーディションを終えるまででプロデュース1回です。
アイドルは「ボーカル（Vo)・ダンス（Da)・ビジュアル（Vi）」のパラメータとそれぞれのレッスンボーナス、更に固有スキル・Pアイテムとプロデュースプランを持っています。上の咲希でもいいんですが、せっかくなので莉波で解説。
真ん中ちょい上にある○が左からVo、Da、Viの初期値とレッスンボーナスです。
プランは「センス」とありますね。プランにより、プロデュース中のレッスンとオーディションで行うゲームに使えるスキルカード、スコアの上げ方などが変わります。ほかに「ロジック」「アノマリー」の3種類がありますが、各プランにもセンスなら「好調型」「集中型」といった形で2種類ずつあります。
プランごとに基本のスキルカードと、固有カード、固有Pアイテム（オーディション中にスコアを上げるための効果が発動する）を持っています。この莉波はセンスの集中型です。基本のスキルは弱いものばかりなので、プロデュース中に強いスキルカードを集めていってデッキを構築し、上手く使ってオーディションを突破するわけです。
つまり、デッキを使ったカードゲームです。
特訓はアイテムを使ってレッスンボーナスや初期ステータス等を上げていくもの。才能開花は同じアイドルカードがダブると解放していくことができます。特訓は6が最高、才能開花は4が最高です。特訓が7になっているのはかなりやりこんだ先の話なので、今は気にしないでください。
上記はオーディション画面です。こんな風にデッキ内から下にスキルカードが出てきますので、カードを選んで最終ターンまでにスコアを出します。細かい画面説明はしません。
※莉波じゃなくて済みません、こちらは「葛城 リーリヤ（かつらぎ・りーりや）」ちゃんです。スウェーデン出身。引っ込み思案のようでいて芯は強い。かなりのアニメオタク。
プロデュース中にはレッスンや授業のほかに、コミュというイベント的な会話が発生します。コミュには種類がありますが、本筋はアイドルとプロデューサーの「親愛度コミュ」です。
アイドルごとにパラレルワールド状態で、何人プロデュースしても話は別の世界線です。プロデューサーは常に1人のアイドルとだけ向き合っています。最終オーディションで1位になっても、最初はTrue Endにはなれません。親愛度を少しずつ上げていって、条件が揃うとTrue Endが解放されます。「親愛度コミュ」が、アイドルとプロデューサーの物語の根幹なのです。
学マスの真骨頂とは
「歌とダンスが上手くなるアイドル育成シミュレーション」と宣伝されているとおり、初回プロデュース時は歌もダンスも下手です。設定上最強のはずの星南でもちょっと残念な感じですｗ
プロデュースは周回するごとに親愛度が解放されていって話が進み、少しずつアイドルの性能も上がります。デッキは持ち越しできないため、安易な「強くてニューゲーム」はできませんが、アイドルのことを理解していって上手く導き、才能を実力にしていってあげると見事なライブが観られます。
……SSRがないとフルではないのですが。
しかし、学マスの最大のウリはほかにあります。
親愛度コミュ≓シナリオの良さ
ここまで書いてようやく言えます。
プロデュースの親愛度コミュがとてもいいです。歌とダンスが上手くなるとかそんなん初期だけの話で、いずれ上手い状態しか見なくなります。
アイドルは全員、単純に可愛いだけの女の子ではありません。アイマスの中でもかなり尖った性格・経歴を持つキャラが揃っています。
中には、アイドルを目指す目標すら曖昧な子もいます。そんな子たちの本心を引き出し、トップアイドルを目指す情熱を取り戻させ、あるいはプロデューサーのほうがアイドルの意思に引っ張り回されながら、互いに成長していきます。
どのアイドルでも、私は「初」のTrue Endで泣きました。
サービス開始から1.5周年経ち、アイドルが増えただけでなくゲームの遊び方も広がりました。細かなモードはプロデュース以外にも「コンテスト」や「アイドルへの道」、各種の期間限定イベントなどがありますが、親愛度11～20までのコミュを持つ「N.I.A」がまたいい。ストーリー的には「初」がSTEP1、「N.I.A」がSTEP2です。「初」で目覚めたアイドルが、更に上を目指していく。このTrue Endで再度全員に泣かされています。まだ燕は「初」しか解放されていませんが。
そして、今STEP3がだいたい毎月1人ずつ解放されています。
親愛度は27まで上がりました。プロデューサーとアイドルとの絆の物語です。
アイドルライブの完成度
当然なんですが、歌も曲もみんないいです。とりあえず燕のプロデュース開始速報の動画をば。
この方、中の人が声楽でかなりの経歴をお持ちなので……歌がレベチ……。
楽曲が気になるなら、学マスレーベルサイトもございます。
なんでもいいので、サイト下のMOVIEから気になった曲のMV観てみてください。
そして今ならアイドルの誕生日、0時になった瞬間に「生誕ミニライブ」と称したアイドルのソロライブが公開されます！
6月3日の「月村 手鞠（つきむら・てまり）」の誕生日ライブから始まって4人公開されていますので、ぜひアイドルマスターチャンネルでご確認いただきたい。
観て。手鞠だけでもいいから。最高だから。これタダってすごいから。普段の課金がこんなところに使われてるならそれもよし。
夜中に3万人ライブに集めたうちのアイドルです。狂犬チワワと呼ばれるちょっとお口が悪いけど内心繊細な手鞠ちゃんの、魂のライブですよ。チャット見ながらだと当時のプロデューサー（アイマスのプレイヤー）たちの戸惑いと感動が分かち合えて非常によろしいです。
シナリオ・アイドルのビジュアル・ライブは一級品のゲームです。少しだけ、イベントシナリオに残念なこともありますけど……シナリオライターによるようで……。
この感動を分かち合いたい
可愛い女の子が好きならやってみていただきたいです。気に入らなかったらやめてくれていいですよ、ええ。ちょっとだけ、ほんの試しにいかがですか？
いいから俺のアイドルたちを見てくれ。全員可愛いんだよ……。
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